心の酢物語

「心の酢」のメーカ戸塚醸造所は旧青苔寺米酢工場です。

青苔寺米酢工場は私(七林芳春)がオーサワジャパン(株)勤務時代貿易部で取引がありました。

当時、経営者は長谷川邦夫氏。長谷川氏は農薬、化学肥料不使用でお米、野菜等を生産する農家でした。

近所に青苔寺というお寺があり、ある日住職から精進料理に使うお酢がないから作らないかと相談されたのが製造するきっかけでした。
1978年(昭和53年)に製造を開始。当時長谷川氏53歳。

当時、青苔寺工場の担当窓口は浪川(なみかわ)氏でした。

浪川氏は常に笑顔を絶やさずとても陽性な人柄で気が合い輸出にも力が入りました。

青苔寺の酢は海外でも人気があり、順調に販売を伸ばしました。

浪川氏は私がオーサワジャパン(株)退職(1987年10月20日)後残念ながら体調を壊され逝去されました。

戸塚醸造店の戸塚治夫社長と青苔寺米酢工場との出会いは1998年。

戸塚社長が当時銀行員で青苔寺米酢工場は得意先。

訪問するたびに米酢製造に興味が湧き出てきたとの事。

一方、青苔寺米酢工場は家内工場で代表の長谷川氏も当時70才。

高齢化していく中で体調不良もあり後継者問題にも悩んでいましたが戸塚氏が訪問するたびに長谷川氏はいつも開業当時からの苦労話の中に製造の楽しさ等を熱く語り米酢作りの心が伝ってきたとの事。

長谷川氏が突如入院。

戸塚氏は休日を利用して手伝いを始めます。

その中で戸塚氏は醸造の奥深さに益々心を奪われ転職。

2000年11月より米酢造りの指導を受ける事になります。

2003年8月30日、私(AMA Japan社社長・七林)は久しぶりに長谷川氏に会いに青苔寺米酢工場に訪問。

工場に着くと長谷川氏は工場の前の畑で農作業中。

その時に紹介を受けたのが戸塚治夫氏。

名刺交換し、肩書きが(株)青苔寺米酢工場統括責任者。

戸塚氏の印象はとても波動が良く!!長谷川氏の意志を引き継ぐ人として適任と感じました。

その波動が伝わり同時に私もメーカーのサポートをしたく決心しました。

2005年1月 戸塚氏は遂に(株)青苔寺米酢工場を継承し戸塚醸造店を開業。甕仕込み静置発酵純米酢として始動。

2005年9月 原料を有機栽培米(コシヒカリ)に変更。仕込み水を富士山状流水使用。

2006年6月 「純米心の酢」を発売

2008年2月 「心の酢ゆず香」発売。ゆずは地元上野原産。

2009年11月 濾過剤、澱引き剤等の食品添加物の使用を廃止。

*2009年12月 「純米心の酢 上澄み無濾過』として発売。

*2015年4月 「心の酢ゆず香」。原料を有機栽培ゆず(高知産)に変更して再発売。

◎2015年6月  「純米心の酢 上澄み無濾過』。2015年iTQi(国際味覚審査機構)審査会にて優秀味覚賞二つ星受賞。

*2015年9月  「心のぽん酢醤油」発売

2015年12月 山梨県都留市夏狩に新工場移転用地を取得

2016年3月  新工場の増改築工事着工

2016年6月 「心のぽん酢醤油」。2016年iTQi(国際味覚審査機構)審査会にて優秀味覚賞二つ星受賞。

2017年6月 「心の酢ゆず香」

2017年 iTQi(国際味覚審査機構)審査会にて優秀味覚賞二つ星受賞。

2018年2月 新工場にて醸造開始

2018年6月 「純米心の酢 上澄み無濾過』。2015年iTQi(国際味覚審査機構)審査会にて優秀味覚賞二つ星受賞。

2018年12月 新工場に事務所移転。

2019年1月 新工場に充填設備設置

2019年6月3日 「心の塩ポン酢』発売

2019年10月30日  日本TV 『笑神様は突然に!!』心の酢が紹介される。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です