1986年秋頃と記憶するが私は秋田県北秋田郡(現在は大館市)比内町の一件の農家を訪問した。
その時一粒の種を見つけ種類をご主人に尋ねたのが「きたかみ小麦」との最初の出会い。
そして少量のサンプルを持ち帰り石臼で粉にした。
当時、北東北の国産小麦の代表種は南部小麦の中力粉であった。
うどん、各種麺に使用されていてナチュラル市場でも南部小麦、南部地粉として知られていたが、きたかみ小麦粉は市場では
見かけなかった。
又、当時国産小麦使用、自家酵母、天然酵母を使用したパン屋が出始めた頃。
(続く)