“Farm to Table”(農場から食卓へ)と題し、弊社取り扱い商品の各生産者/メーカーの様子を紹介してまいります。
2回目は「有機カムート小麦粉」の加工会社Molino Grassi(モリノ・グラッシ)社です。
Molino Grassi社は1934年に設立され、2017年、設立83年を迎えました。
本社はイタリア・エミリア=ロマーニャ州パルマ県。一人当たりのGDPが第3位に位置づけられる裕福な場所であり、Food Valley(食べ物の谷間)と呼ばれるほど穀物の生産が盛んな場所です。創設者から親子3世代に渡り共通の目標である製粉業のトップになることを生業として来ています。
パン用小麦粉の製粉所からスタートし、60年代からデュラム小麦の製粉もスタート。90年代からは有機規格の製粉に参入し、ヨーロッパにおける現在の先導的な製粉業者の地位を占める迄になりました。毎日220トンのデュラム小麦(硬質小麦)と200トンの軟質小麦(薄力粉~中力粉)を製粉し、定温管理された70箇所ものサイロで2万トンの穀類を保管しています。製粉後の粉は66箇所のサイロで4500トン保管されています。毎年13万トンもの穀物を扱い、その内の7万トンがデュラム小麦、残りの6万トンが軟質小麦となります。
1996年にはISO9000(品質保証)を、2005年にはISO22000(食品安全)を取得。2011年以後は、販売先からの要望に応じBRC(英国小売業協会)及びIFS(国際食品規格)を採用。また、GMP+というGMP(適正製造基準)にHACCP(食品衛生管理システム)が組み込まれた基準を採用することで留まることない食品安全を保証する体制を整えています。1994年に最初の有機認証を取得して以来、様々な国、地域に合わせた有機認証(有機JAS含む)も取得しています。
現地訪問の様子は一部こちらからご覧頂けます。