Ohsawa Macrobiotics⑥

(前回からの続き)

しかし、このプロジェクトを継続することは残念ながら不可能となりました。

チコサン社は1984年、ポンセンの製造部門を某大手会社に売却しました。

その直後オーサワジャパンとの貿易部門の継続を目指しボブ・ケネディー氏はオーサワジャパンの各商品を拡大させる為、チコサン社の商品仕入先でアーカンソー州でマウンテンアーク(通販会社)を経営していたジョエル・ウォルナー氏との共同出資で1985年にオーサワアメリカ(Ohsawa America)を設立しました。

Ohsawa America設立後、米国東海外のバイヤーGreat Easter Sun(GES)の売上が伸び、東海岸への直行コンテナ出荷も可能となりました。特に生醤油の売上げが伸び続けヒット商品となります。それ以来、現在も米国市場では販売されています。

私がオーサワジャパン退社(1987年10月20日)迄の2年10ケ月、Ohsawa America社とは、とても有機的且つ効率的な仕事ができ売り上げを伸ばしました。

しかし、残念ながら私の退社から2年後の1989年、Ohsawa America社は会社を閉鎖せざるを得なくなり、オーサワジャパン社も米国との貿易を縮小せざるを得なくなったとお聞きしています。

輸入商品に関しては、オーサワジャパンの輸入基準は日本で生産できない又は生産量が少ない原料・商品(オリーブオイル、ドライアーモンド、ドライフルーツ(アンズ、カランツ、プルーン)、パスタ、その他)の輸入でした。

(続く)

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